【レビュー】HYODのUCHIMIZUジャケットはいいぞぉー
こんにちは。
HYOD沼の主ことやま㌧です。
さっそくですが、今回もHYOD製品のレビューをしていきたいと思います。
今回ご紹介するのは、夏にうってつけのジャケットです!
ST-S UCHIMIZU D3O® COOL DRY PARKA!!
HYODのUCHIMIZUシリーズのパーカージャケットになります。
HYODのUCHIMIZUジャケットをご説明しますと、従来のフルメッシュジャケットと異なり、"気化熱"を応用したクーリングストレッチ素材を活用した真夏用ジャケットです。自身の汗を吸収して、それを気化させることで、熱を放出して涼しくなる、という特殊なジャケットなんです。
これからまさに使える夏用ジャケットを今回レビューしていきたいと思います。
【という事でまずはスペック紹介】
- 価格:28,490円(税込)
- サイズ:S / M / L / LLサイズ
- カラー:NAVY&WHITE / LIGHT GREY&NAVY / DARK GREY&ORANGE / BLACK&LIME / NAVY&ORANGE / BLACK&WHITE / TURQUOISE&LIGHT GREY
まず、UCHIMIZUジャケットは何種類かあり、「フード無しのタイプ」「フロントジッパーが首までのタイプ」「フードまでフルジップのタイプ」「プロテクター無しのタイプ」と色々種類があります。今回ご紹介するのは、フードまでフルジップのタイプになります。
あとこの商品、肘・肩・背中がD3Oプロテクター標準装備です。背中はたいていスポンジみたいな薄いプロテクターが標準装備ですが、UCHIMIZUジャケットのみ背中もD3Oプロテクターとなっております。ですので、価格は28,490円と夏用ジャケットにしてはお高めですが、上記の3点のD3Oプロテクターが標準装備と考えれば、意外とお得だったりします。
サイズ展開はS〜LLサイズと通常のジャケットよりワンサイズ小さいサイズ展開となっております。このジャケット自体タイトに着てもらうコンセプトなんだと思います。
カラーリングは他ジャケットより多めだと思います。夏用とだけあって、明るめのカラーも多いので、見た目涼しげに着ることが出来るのも特徴ですね。
【お次は商品所感】
前述した通り、フルメッシュジャケットとは素材が異なるため、風通しが良い生地感というわけではありません。"吸汗速乾"に優れたポリエステル素材が使われています。「UCHIMIZU」(打ち水)という名前の通り、汗を吸ってそれを走行風で乾かし、その際の気化熱で涼しくなるというジャケットです。生地1枚分しか厚みが無いので、従来の厚みのあるメッシュジャケットより涼しそうです。
袖部分にジッパーあります。タイトな着心地による着脱のしにくさを軽減するために、ジッパーを開けて着脱しやすくしています。細かい気遣いがありますね。
ポケットは左右お腹部分と右胸部分にあります。まあ一般的なジャケットと同じような感じですね。
フロントジッパーはフードまで繋がっております。夏なので首元をガッツリ開ける形にしておけば、首元から走行風を受けることが出来て良いと思います。
フードは着脱収納できませんが、クルクル巻いて折り畳むことはできます。が見た目ダサいので、使うことはないでしょう。
プロテクターポケットはジャケットに直縫いされているので、アクセスしやすく、ポケット自体が伸縮性に優れていて入れやすいです。これが地味に嬉しいポイントですね。GOODです。
【実際着てみての使用感】
製品コンセプト自体が、ジャケットみたいに羽織るというより、インナーウェアみたいにタイト着る事を前提に作られています。そのせいか、普段のジャケットよりはタイトめに感じると思います。(主は身長168cmの体重50kgの細々体型でSサイズを着用)
普段のジャケットの同サイズを購入すればタイトな着心地に、ワンサイズ上を購入すればジャケットを羽織るみたいにゆったりした着心地になると思います。
また、プロテクターも相まってさらに身体への密着度が増します。吸汗速乾かつ気化熱を利用するためには、これが正解なんだろうと思います。が、見た目はプロテクターが浮き出て、マッスルスーツみたいになってます。(笑) ジャケット生地に直縫いでプロテクターポケットを付けているからなんでしょうね。
ちなみに、ジャケットの下は速乾性が高く、薄い半袖Tシャツやユニクロのエアリズムなどのインナーウェアが良いです。なるべくUCHIMIZUに汗を吸わせるようにした方が気化熱を発揮しやすいからです。
着用時期としては、気温25度以上の梅雨時期から真夏にかけて、だいたい6月から9月の残暑まで使えると思います。インナープロテクターとして使うなら季節外でも使えそうですね。
ここからは良かった点と、気になる点をあげていきます
《良かった点》
- 汗をかく事の不快感の軽減
- 軽装感があり、涼しさも感じやすい
汗をかく事が普通は不快だと思いますが、UCHIMIZUジャケットは汗でもなんでも濡らして走行風に当たれば涼しいです。なので、別に汗をかいても走れば乾くし涼しくなるから、逆に汗をかきたいくらいです。(ちょっと盛った)特に、駐車場からの出発時や信号待ちからの発進なんかは涼しさを感じやすいと思います。メーカー曰く、街中を走る人こそおすすめできるジャケットなんだそうです。
また驚異のジャケット生地の薄さもあって、軽装感MAXです。普通のメッシュジャケットだとウェアを着ている感満載ですが、UCHIMIZUジャケットなら真夏でも楽に着ていけると思います。半袖Tシャツで乗るくらいなら、UCHIMIZUジャケットを着た方が、日光の熱さや紫外線からも守れて、かつプロテクターの安全性も涼しさも担保されて、メリットも多いと思います。
《気になる点》
- 高速巡行下では冷却効果を発揮しにくい
- プロテクターが浮き出ている見た目
- プロテクター部分が蒸れる
UCHIMIZUジャケットは、気化熱を応用して涼しくするため、濡れていなければ効果を発揮しません。例えば高速道路で巡行しているなら、そこまで汗をかかないと思います。そうなると気化熱も起きず、UCHIMIZU本来の冷却効果も生まれないのです。また、UCHIMIZUの生地自体が、メッシュジャケットよりも風を通しやすいわけではないので、場合によってはメッシュジャケットの方が風を感じられて涼しいかもしれません。
でもまぁ汗をかかないってことは別に暑いってことでもないし、巡行してる分には走行風も受けれるわけで、気化熱の効果は無くともそこまで問題ではないかなと思います。
で、もう一つのプロテクターの話の方が個人的に気になるわけでして。前述した通り、タイトな着心地に加え、プロテクターポケットをジャケット生地に直縫いをしているので、プロテクターが浮き出て、見た目がマッチョマンになります。細身の方ならまだ良いですが、ガタイの良い人はジャケットを着るとミチミチになると思います。
これは見た目の問題なので、本人が気にしなければ何の問題も無いですが、主個人としては、気になるなーというだけで、性能になんら影響はありません。ただ個人的には、あまりプロテクター感が出ないように、プロテクターポケット直縫いはやめて、別途でポケットを作る、UCHIMIZUジャケット素材のゆったりバイクウェアを作ってもらえるといいなーと思います。
最後はプロテクター部分が蒸れるということ。そもそもどのバイクウェアにしろプロテクター部分は風が通りにくいのですが、UCHIMIZUは通常のジャケットと違ってタイトな作りなので、プロテクター部分も密着度が高いです。それゆえにさらに風が通りにくいため蒸れます。特に背中部分は走行中に風を取り入れることは困難です。最近ではメッシュタイプのD3Oプロテクターも出ているため、そうした風通しの良いプロテクターに換装しても良いかと思います。
【総評】
総合満足度 星4 ★★★★☆
夏用ジャケットとしての性能は高評価だと思います。D3Oプロテクターも肘・肩・背中標準装備で、かつ軽装感もあり涼しさも感じられる。ただ個人的にプロテクターの浮き出しの見た目が…って感じです。
なので、主はジャケットの上にTシャツを着て、見た目を誤魔化してます。着る枚数は1枚多くなりますが、そんなに暑さ変わらないし、なにより見た目優先で。
もう夏本番ですが、メーカー在庫は結構無くなっているので、もし欲しい方はお早めに購入してみてくださいな。
商品URLはこちら→https://hyod-sports.com/pro/jacket/stj301dp.shtml
そしたら恒例の…